島嶼看護

第V章 活動報告

 

第2節 学部GP関連会議および広報

1.学部GP 関連会議

 表に示したように学部GP関連会議が本学および宮古島で開催された。
 GP関連会議として、学内に「GP推進委員会」、「GP教員チーム会議」「事務局GPチーム会議」、「シンポジウム作業部会」、「GP評価会議」を設置した。また、「GP教員チーム会議」の下部組織として「実習評価作業部会」を設置した。大学と宮古島との会議として「宮古島実習推進委員会」、「宮古島実習連絡調整会議」、「教員・コーディネーター会議」、「ボランティア会議」(平成21年度)を設置した。
 平成20年度は、学内GP推進会議は5回開催された。GP教員チーム会議は4回開催された。宮古島実習推進会議および宮古島実習連絡調整会議は各2回開催された。教員・コーディネーター会議は3回開催された。実習評価作業部会は8回開催された。
 平成21年度は、学内GP推進会議は3回開催された。GP教員チーム会議は7回開催され、実習準備および評価、他の会議の計画などが行なわれた。宮古島実習推進会議および宮古島実習連絡調整会議は20年度は個別に開催されたが、21年度は宮古島実習推進委員会の希望により合同で4回開催された。合同で開催することにより、宮古島実習推進委員会は実習状況や実習に伴う課題について把握が容易になった。教員・コーディネーター会議は3回開催され、実習準備および実習後の課題の確認などが行なわれた。ボランティア「みゃーくの会」の会議は、ボランティアコーディネーターとボランティアリーダーが月1回のペースで主体的に開催し、開催回数は12回であった。学生実習におけるボランティア活動の計画、評価などを行なった。実習評価作業部会は8回開催された。
 平成22年度は、学内GP推進会議は3回開催された。GP教員チーム会議は5回開催され、実習準備および評価、他の会議の計画などが行なわれた。宮古島実習推進会議および宮古島実習連絡調整会議は合同会議1回を含め各3回開催された。教員・コーディネーター会議は5回開催された。ボランティア会議は、月1回のペースで開催され、開催回数は11回であった。実習評価作業部会は6回開催され、最終年度の評価を行なった(表3-2-1)。

表3-2-1 学部GP関連会議


2.広報活動
1)大学ホームページ  
 「島嶼環境を活かして学ぶ保健看護の教育実践」のページをもうけ、記事を更新しながら広く地域に発信した(3-2-1図)。


図3-2-1  大学HP 島嶼環境を活かして学ぶ保健看護の教育実践

 

2)平成20年度および21年度成果報告書の配付
 関係機関や実習先、住民ボランティアなどに報告書を送付し、活動状況の周知に努めた。
3)NHK番組への取材協力
 NHK沖縄企画の番組「きんくる」(平成21年10月9日放送)で、離島で勤務する看護師の奮闘紹介と離島の看護師確保の課題について、本プログラムで宮古島実習を体験した学生と科目担当教員が取材に協力した。


  

        インタビューに応じる学生              授業風景

 

4)沖縄の地方紙「琉球新報」「沖縄タイムス」への掲載
 地方紙に「地域の強みを看護教育に活用」と題して、本プログラムの取組を紹介した(図3-2-2)。また、成果報告会についても掲載され、宮古島住民だけでなく本島住民、関係者に対する広報が行えた(資料3-2-1、3-2-2)。


 

図3-2-2 南風「地域の強みを看護教育に活用」



5)宮古島の地方紙「宮古毎日新聞」「宮古新報」への掲載  
 宮古島での看護学生実習の開始が取り上げられ、講師ボランティアの講話を聞く学生の様子が紹介された(図3-2-3)。宮古島実習推進委員会・宮古島実習連絡調整会議合同会議(資料3-2-3)、学生実習の様子や(資料3-2-4)成果報告会(図3-2-4、資料3-2-5〜7)も掲載され、本プログラムを宮古島住民に伝えることができた。
 また、「みゃーくの会」の研修の様子や会長の活動が取り上げられ、ボランティア活動についても宮古島住民へ周知することができた(資料3-2-8、3-2-9)。「県立看護大学と県立宮古病院看護部との協働による実習指導力向上のためのプログラム」で企画・実施した研修は、市民も含めて多くの参加者があり、研修の様子が掲載された(資料3-2-10~12)。


      

 

6)宮古島情報紙 「沖縄ジャーナル 花ビュー」への掲載
 宮古島情報紙、「沖縄ジャーナル 花ビュー」第22号・23号に「みゃーくの会」の活動、および学生実習の様子が掲載された(図3-2-5、3-2-6)。


   

図3-2-5 花ビュー 22号              図3-2-6 花ビュー 23号
「看護大生 宮古島で看護実習」             「みゃーくの会」      

 

7)情報紙「まあつき」の発行
 「県立看護大学と県立宮古病院看護部との実践指導力向上のための協働プログラム」の情報紙「まあつき」を、月2回のペースで第16号まで発行し、宮古病院および関係者に配布して、活動内容の情報共有を行なった(図3-2-7、3-2-8)。

 

 

8)住民ボランティアによる老人クラブ大会での発表
 民泊ボランティアとして学生を受け入れた84歳の独居高齢者は、第4回宮古島老人クラブ連合平良支部大会の意見発表会で、民泊時の看護学生との関わりと役割について発表した(H21.8.16)。「これまで、高齢になったことで社会の荷物になっていると思ったが、民泊ボランティアという新しい役割に挑戦できたことで自信がついた。これからも長生きして社会に役立ちたい」と発表し、会場から拍手喝采を受けた(資料3-2-13)。

 

意見発表の様子                    表彰状と下地シゲさん               

     

9)沖縄県社会教育委員の会議における発表
 住民ボランティア「みゃーくの会」の会長である安慶田氏は、新しい形の地域コミュニティー形成の事例として、宮古島住民ボランティアの力を活かした大学教育の取組みを報告し、この取組みを「みゃーくの会」だけの活動ではなく、地域住民のボランティア意識の向上に広げていきたいと述べた。この発表は、沖縄本島を含めた教育関係者に対して本GPを知ってもらう機会となった(資料3-2-14)。
10)群馬大学教育GP担当者の視察受け入れ
 群馬大学の教育GP「地域交流で生活の質を学ぶ実践的保健学教育」の取組担当者4名の視察を受け入れ(H21.12.12)、本プログラムの取組実施状況の紹介及び宮古島での住民ボランティアとの意見交換、民泊ボランティアのインタビューが行われた。

 

 

 

 

 
     
     
     

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