老年保険看護

“我が事”として学ぶ高齢者看護の魅力

超高齢社会になり、身近な地域でも高齢者に出会う機会が増えてきました。人は誰でも生まれた瞬間から老いに向かいます。そして、人生100年時代といわれるようになった今、皆さんの3人にひとりは100歳まで長生きします。高校生の皆さんは、高齢者になった身体や心の変化、暮らしの有り様は、実体験することはできません。しかし、誰にも訪れる自然現象である老いを我が事と捉えられるよう疑似体験で学習することはできます。

本学では、“老いを自覚し、老いを受容し、老いに適応する”高齢者像をめざし、学内での学びだけでなく、健康な高齢者から寝たきりや認知症高齢者、その家族、保健医療福祉の関係者まで多様な人々から学ぶ機会を準備しています。学習の際に、重視していることは、「ものの見方は一つじゃない」という考え方です。皆さんは、高齢者といえば、どんなイメージを持っていますか?「耳が遠い」、「足腰が弱い」、「物忘れが多い」など、心身の機能が低下して、“社会のお荷物”になっているといったネガティブな側面で捉えていませんか。しかし、見方を変えてみてください。国会議員やテレビにでる解説員、地域のリーダーなどには高齢者も少なくありません。豊富な知識と成熟した経験に培われた「問題解決力」、「調整力」、「統率力」など“社会のお役立ち”になっているといったポジティブな側面で捉えることもできます。見方を変えれば、超高齢社会は知恵持ちの多い豊かな社会であり可能性に満ちた社会と捉え直すことができます。

高齢者看護は、看護実践をしながら、先人である高齢者の「語り」に耳を傾け、長い人生で培った知恵や力を学ぶことができます。高齢者看護の魅力は、老いる自分のために、老いていく親のために、老いている祖父母など身近な人々のために、老いる地域や社会のために、つまり、“我が事”が学べることです。沖縄県立看護大学で、高齢者看護を一緒に学び、人生を豊かにしませんか?

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