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事業の目的

 看護系大学では、自由度の低いカリキュラムの中で、学生たちはともすると単一の価値観をもとにした、かたくなな使命感を身につけがちですが、この単一の価値観が、挫折しやすい状況をもたらしていると認識されており、看護職者の早期離職につながっています。
 この問題の解決に向け、多様な価値を理解し共有する学生を養成し、折れにくさを持った「しなやか使命感」を有する看護師の育成を目指し、この度、文部科学省より平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」において、私ども九州・沖縄の8つの看護系大学と5つのステークホルダーが提案した「多価値尊重社会の実現に寄与する学生を養成する教育共同体の構築」が採択されました。

用語の定義

しなやかな使命感

しなやかな使命感とは、「自らを律し、他者と協調しつつ、積極性と柔軟性とを兼ね備えた
専門職業人として成長を継続していく確かな意志」である。

  1. プロフェッショナルとしての意識を持ち、職場や社会のルールを守る(規律性をもった行動)。
  2. 相手の立場に立って考え、複数の意見を取りまとめながら物事を円滑に進める
    (多価値尊重・協調性をもった行動)。
  3. 自分やチームや地域のために、自ら進んで動く(積極性をもった行動)。
  4. 困難な状況に陥っても投げ出さず、環境の変化に自らを適応させる(柔軟性をもった行動)。

多価値
  多様な価値

ステークホルダー
  病院、看護協会、などの関係機関

事業概要

概要図

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