IV アジア太平洋諸島地域との交流の準備
1.グアム・サイパン・テニアン、台湾、カウワイ島などの島嶼看護と
人材育成に関する情報収集
沖縄に最も近い国外の島々である、グアム・サイパン・テニアンや台湾などの島嶼看護の現状を把握し、国外と国内の島嶼看護について比較して共通点や相違点などを見出すことで、島嶼看護の特徴を導き出すことができると考える。沖縄をハブ地点として、近隣のアジア太平洋島嶼地域の島々と交流を深めながら、大学院の学生の実習や共同研究の可能性を含めて、島嶼看護と人材育成の現状についての情報収集を行う目的で、国外島嶼の視察見学を行った。
グアム大学の看護学部、サイパン・テニアンのヘルスセンター、さらに台湾医学大学の大学院研究科を訪問して、学部・大学院の教育の現状、医療機関における保健・医療・看護職の人材育成の現状について情報収集を行った。さらに、カウワイコミュニティカレッジの看護学部長を招聘し、遠隔教育やナースプラクティショナーの現状に関する講演会を開催することで、その現状についても知ることができた。今後、本大学の国際交流員会と大学院教務委員会、大学院GPワーキンググループを中心にして、グアム大学や台湾医学大学との交流協定を視野に入れながら、大学院GPプログラムに関する実習計画や学術交流の可能性を検討していくことが課題である。
グアム大学、サイパン・テニアンコミュニティセンター、台湾医学大学において大学院GPの説明を大学の看護学部長や教員、医療施設の責任者や医療従事者へ行うことで、今後の学術交流の在り方について相互理解を深めながら検討を行った。
グアム大学看護学部長(右)へのGP説明 |
サイパンコミュニティセンター長へのGP説明 |
テニアンコミュニティセンター長へのGP説明 |
台湾医学大学大学院研究科教員へのGP説明 |