島嶼看護

<-- 前ページ   目次   次ページ -->

資料9:2) 復命書

平成21年3月8日から平成21年3月10日まで、学術交流基盤調査のため台湾に出張したところ、その成果は下記の通りであったので復命します。

平成21年3月17日
地域保健看護        講師 川崎道子
国際保健看護・島しょ保健看護 講師 大川嶺子

沖縄県立看護大学学長 野口美和子 殿

1.期間  :平成21年3月8日〜3月10日(3日間)
2.場所  :台湾
3.訪問先 :別紙参照
4.面談者 :別紙参照
5.成果  :
  台北医学大学のカリキュラムの説明で高齢化社会への対応、看護管理の人材育成等を目指し老人看護に特化した老人看護管理学科が2007年に設立された。将来は、健康高齢者への支援の強化を図るため老人健康管理学科へ名称変更の予定である。そのことから、社会背景を踏まえたカリキュラムの構築が行われていることが理解できた。また、看護学科の国際看護実習では、米国での病院実習を4週間行う等、異文化看護を学ぶ機会となるユニークな取り組みが行われていた。施設見学では、遠隔教育の施設整備、高齢者認知度の測定、高齢者の生活環境を理解するための常設パネルなど新たな教材の利用で学習効果を高めていた。
 台北医学大学附属病院において、通院・入院患者を継続的に家庭訪問での疾病管理を行っていた。癌センターなどの先端医療に併せて生活習慣病予防のための人間ドック、リハビリテーションなどが併設されていた。また、産後看護で産後一ヶ月間、病院で入院し
母児の経過を把握しながら育児指導を行うなど文化・風習に根ざした看護が展開されていた。
 台北医学大学の実習病院である雙和病院においては、19の離島診療所と中央センターとの連携で救急搬送実施し実績を上げ離島医療に貢献していた。

6.懸案事項:本研修の成果に関しては、国際交流室運営委員会に報告を行うこととする。

 

<-- 前ページ   目次   次ページ -->

△ページ先頭

【 お問い合せ 】
沖縄県立看護大学 大学院
沖縄県那覇市与儀
    1丁目24番1号
TEL:098(833)8800
FAX:098(833)5133