島嶼看護

第V章 活動報告

 

第10節 成果報告会
 宮古島において平成23年1月8日(土)に学部GP成果報告会が4部構成で開催された。第1部は、取組責任者による3年間の活動報告として「学部GPの取組の成果報告」がなされた。第2部のシンポジウムでは、「生活者の視点と協働能力をはぐぐむ体系的な臨地実習の評価」「学生の立場からみた島嶼環境を生かして学ぶ教育」「島嶼の保健看護職者の実習指導力向上のための取組と課題」「地域におけるボランティア育成と今後の課題」「島嶼における臨地実習の可能性」についてGP関係者から提言があった。第3部では、「島嶼環境を生かして学ぶ保健看護の教育への提言」と題して沖縄県立看護大学学長が特別講演を行った。第4部は、GP関係者に市民や県内外の成果報告会参加者を加えてGP成果を振り返り自由集会をした(資料3-10-1)。
 成果報告会は、本学教職員、宮古島の臨地実習関係者、宮古島の保健医療福祉関係者、県外内の看護関係者、宮古島市民など153名の参加があった(表3-10-1)。成果報告会アンケートでは、77名が回答し、ほぼ全員が「とてもよかった」「よかった」と回答していた。自由な意見として、学部GP取組の成果報告では、「看護職の育成と地域活性(地域づくり)のためにもこの事業は継続してほしい」「地域文化に根ざした看護教育の重要性がわかった」などがあった。シンポジウムでは「地域住民、病院の看護の質の向上に向けた取組への動きがすばらしいと思った」「宮古は力強かった。看護職の生活をみることの大切さを改めて自覚した」などがあった。野口美和子学長の特別講演では「遅れていると思いがちだが、島嶼での看護には自身が持てる」「新たな看護教育のあり方と地域とのつながりが学べた」などがあった。宮古島における3年間の取組みについては、「ボランティア、看護職が共に育っている」「宮古病院の看護職者の指導力が向上し、地域へ拡がる」などがあった(資料3-10-2)。
 成果報告会の様子は、NHK沖縄、琉球新報、沖縄タイムス、宮古毎日新聞、宮古新報、沖縄ジャーナル花Viewで掲載された(資料3-10-3)。


表3-10-1  学部GP成果報告会 参加者数内訳

 
     
     
     

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